桜井木材協同組合青年経営者協議会、略して「桜井木青協」は、桜井木材協同組合の40歳以下の組合員、準組合員、またはその子弟で結成された「若手木材業界人」の会です。
市の基幹産業である「木材」を通じて地域に貢献しております。
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伝統ある吉野林業の衰退を憂い、何とか製材業を活性化させる仕掛けづくりをと、平成18年より奈良女子大学 中山徹准教授のご協力のもと、試行錯誤を繰り返してきました。その結果、一つの形になったのが児童用学習机と椅子のセットを導入することでした。
幅が必要な机・椅子の天板には吉野杉集成材(吉野材特有の節なし端材をつなぎ合わせて積層する事で広い幅にできる)を、より負荷のかかる足元部分には強さのある吉野桧のムク端材(従来はチップなど製品として目を向けていなかった部材)を使用し、実用性+コストダウン=教育現場への導入への近道⇒となったのです。
商品開発するなかで、高級な吉野産材ゆえに建築材に特化し、これまで見過しがちでしたが、端材やB材を使用することによってコストダウンが叶いました。また、地域業者のみで作りあげる事ができた地産地消モデルで、開発者から消費者まで、地元愛を持つ者同士の強い絆が、さらなるコストダウンや創意工夫を生み出すきっかけにもなりました。
子供達や消費者に直接木に触れてもらう機会が増え、木の持つ温もりや匂いといった天然素材の良さをより身近に体感してもらうことができます。地産地消や環境にこだわる事で児童への地域教育にも積極的に参加し、将来の木材需要につなげていこうというプランです。
以上のような奈良県の林業や製材業を活性化させる仕掛けづくりをする事で、将来吉野産木材への愛着や需要が生まれ、再度業界や奈良県がさらににぎわうようになればと思います。
この取り組みはすでに10年以上続いております。導入初年度である平成20年度以降の導入実績は以下のとおりです。
導入年度 | 導入学校と台数 |
---|---|
平成20年度 | 朝倉小学校45台、纒向小学校45台の計90台 |
平成21年度 | 桜井小学校140台、桜井西小学校100台の計240台 |
平成22年度 | 安倍小学校100台(12月納入) |
平成23年度 | 安倍小学校100台 |
平成24年度 | 桜井南小学校90台 |
平成25年度 | 大福小学校55台、初瀬小学校25台 |
平成26年度 | 織田小学校40台 |
平成27年度 | |
平成28年度 | 桜井西小学校20台 |
平成29年度 | 纒向小学校40台 |
平成30年度 | 桜井南小学校35台 |
令和元年度 | 大福小学校25台 |
令和2年度 | 安倍小学校25台 |
令和3年度 | 安倍小学校25台 |
令和4年度 | 初瀬小学校10台、纒向小学校10台 |
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桜井木材協同組合青年経営者協議会 事務局 TEL.0744-42-3535 担当:浦山 (桜井木材協同組合内)
〒633-0062
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